本屋大賞はとってない

本屋大賞はとっていません

底が浅すぎる小説『生と死』

以下は、平成16年に仲間吉行が同人誌『西日本』で発表した短編小説『生と死』の冒頭である。
底が浅すぎる小説として、カルト的な人気があるので、紹介してみたい。

『生と死』
夏だった。暑かった。蝉が鳴いていた。僕は泣いていた。百合子にフラれたのだ。僕は百合子が大好きだった。だけど、百合子は、僕のことを友達だと思っていたのだ。僕の涙は汗と区別がつかなかった。これから、どうしたらいいのだろう。空は真っ青だった。百合子にフラれたから死のうと思った。死ぬとは一体どういうことなのだろう。僕は辛かった。
物語は3年前にさかのぼる。
高校3年生の時、僕は彼女と同じクラスになった。3年前から好きだったので、6年前から好きだったことになる。なぜ、百合子を好きになったかというと、百合子はかわいかったし、いつも笑顔だったからだ。大好きだった。胸が痛いほど。青春そのものだった。
(以下略)

確かにこの小説は底が浅い、一読すればわかる、と言いたいところだが、よく考えてみると「底が浅い」の意味は底が深い。

底が深い?

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