本屋大賞はとってない

本屋大賞はとっていません

歳をとるという喜び

僕はいつもアメリカ人とビジネスランチばかりしているので、立ち食いそばに行くと、自分が「庶民」になれた気がして、嬉しくなります。
しかし、まわりのサラリーマンに比べて明らかに上等なスーツを着ている僕に対し、お店のおばあちゃんはあまりいい顔をしません。
あんたみたいなダイアモンドカラーの客なんて来なくていいよ、どうせお口に合わないんだろ、みたいな感じです。
そういう時、僕は内心傷つきます。
僕だって生まれは中流階級でした。。
出張先のインドから帰国した翌日、僕はカレーだけは食べたくない、と思ってました。
で、牛丼と迷った挙句、例の立ち食いそば屋さんに行ってみました。
「もり、大、そばで」
最後の「そばで」は不要に思うかもしれませんが、立ち食いそば屋の多くでは、「もり、大」だけでは「そばですか?うどんですか?」と聞かれるのです。
僕はその手間を省いてあげたわけです。
すると、皿洗いをしていたおばあちゃんが、「あら、久しぶりね」と言いました。
その時、僕は「いや、最近海外出張ばかりでね」とは答えませんでした。
「今日は暑いね」と答えたのです。
歳をとる喜びってこういうことなのかな、なんて僕はふと思いながら、生まれて初めて爪楊枝を使ってみました。
結構便利でした。
終わり

にほんブログ村 お笑いブログ ユーモア・ジョークへ
にほんブログ村