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本屋大賞はとってない

本屋大賞はとっていません

犬のベル賞 応募作1

有意義

「公衆トイレの男性コーナーには、立ってするコーナーと座ってするコーナーがある」

友人の中田代助が言いました。

「座ってするコーナーでも、立ってすることはできる」

代助は続けました。

「ただし、それはあまり良いことではない」

なんだか翻訳口調になってきました。

「なぜならそれはクリーンではないからだ。しかし、男はそれをする。なぜなら、公衆トイレは自分の家ではないからだ。しかも、公衆トイレの座ってするコーナーは、家のそれよりも広い」

「お前、一体なにを言いたいの?」

「つまりね、自宅のトイレは狭いでしょ。公衆トイレでは立ってできることも、自宅のトイレでは座ってした方がクリーンでいいわけ。そもそも、自宅のトイレは狭いから、立ってすること自体、技術的に困難なわけ」

「で?」

「あのさ、洋式トイレって、一番上に蓋、穴が空いてない蓋があるじゃない。わかる?」

「わかる」

「で、次に座るところがあるじゃない。ドーナツ状の第二の蓋みたいなやつ。わかる?」

「わかる」

「自宅の場合、あれ、いらなくない?」

「なんで?」

「立ってする人がいないから」

「なるほど」

この発見を「犬のベル賞」最初の応募作と認定します。

 

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