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本屋大賞はとってない

本屋大賞はとっていません

酒に酔って呂律がまわらない俳句

無意味

お題「ここで一句」

明治四十三年一二月、亀井順平、山本宗吉、谷岡勝の三人により同人誌『呂律』が創刊された。

『呂律』の冒頭で亀井は雑誌の趣旨を次のように述べている。

我々は五七五という最も美しい定型の中で、季語という規律を守りつつ。酒に酔って呂律がまわらない俳句をつくるため、本誌を公刊せしめたり。

『呂律』から輩出された句人たちは「呂律派」とされ、当時台頭しつつあった自由律俳句へのアンチテーゼという立場をとっている。

以下はその代表作

春の海 えー春といえば えーまあねえ(亀井順平)

しどろもどろ感は秀逸とされたが、酒はそれほど飲んでいないとされた。

春の海 春の海ねえ 困ったねえ(山本宗吉)

お手上げ感は評価されたが、酒はほとんど飲んでいないとされた。

春の海 春の海なの 春かうーん(谷岡勝)

困っているのはわかるが、酒は飲んでいないとされた。

つまり、五十七の定型を守り、かつ季語を含んだ上で、酒に酔って呂律がまわっていない俳句は未だ実現していない。

読者のなかで良いアイデアが浮かんだ方がいれば、ツイッターの方に投稿していただきたい。

 https://twitter.com/honya_taisyou