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本屋大賞はとってない

本屋大賞はとっていません

プレゼント文学の極北

お題「プレゼント」

プレゼント。

いま僕がむかっているパソコンは自分で買いました。

でも、僕がこれを買えるように成長したのは親のおかげです。

これは親から僕へのプレゼントだったのです。

ありがとう。

また、僕がこのパソコンを買ったことによって、誰かが収入を得て、愛する人になにかをプレゼントしているかもしれません。

だからこれは、僕から誰かへのプレゼントでもあるわけです。

どうもいたしまして。

というわけで、世の中全てのものがプレゼント関係にあるということは、経済学的見地から立証されたと僕は思います。

もちろん文学の領域においてもプレゼントは重要な主題となっています。

全ての童話、小説等々にはプレゼントというキーワードが隠されています。

罪と罰』だってとどのつまりプレゼント小説です。

そしていま僕は、高野幸彦さんの詩『愛の葉書』を思い浮かべています。

優しさと厳しさを凝縮した逸品だと思います。

せっかくの機会ですから、この詩をGoogle翻訳を用いて英訳し、世界中の皆さんにご紹介したいと思います(ついでにそれをおまけ的に日本語に再翻訳してみます)。

日本語(原文)

私はこんな状況ですから、あなたにプレゼントする余裕はございません。

ちっちゃなポケットに入るほどのものも。

というかポケットもないの。

あなたへの思いはもうおけら。

いくらがんぱっても糸くずしかでてこない。

でも、この葉書で「愛している」なら言うことができる。

それすら言わないというのは、やっぱりしっくりこない。

日本語→英語

Because I am in such a situation, I can not afford to present to you. Even things enough to get into a tiny pocket. Or there is no pocket. My heart for you is already fragrant. Only lint does not come with lint. But, I can say if I'm in love with this postcard. I do not even say that, after all it does not come nicely.

英語→日本語(再翻訳)

私はそのような状況にいるので、私はあなたにプレゼントする余裕がない。

小さなポケットに入るのに十分なものさえも。

またはポケットがありません。

あなたのために私の心はすでに香りがあります。

糸くずだけには糸くずが付いていません。

しかし、私はこのハガキに恋していると言うことができます。

私はそれを言っても、それはうまく来ていない。

と、いうわけなんですが、この再翻訳においては、

あなたのために私の心はすでに香りがあります。

が素晴らしいですね。

主人公の元恋人?への思いが原作以上に美しく表現されています。

とっても切ない。

僕はここにプレゼント精神の極北をみます。