本屋大賞はとってない

本屋大賞はとっていません

ネクタイ、トースト、ネクタリン

私は、白いワイシャツに濃紺のネクタイを結んだ彼と朝食をとるのが好き。

彼に言わせると、トーストの屑がワイシャツとスーツの間に落ちるのが嫌だから、パジャマのまま朝食をとり、そのあとで着替えたいとのことだけど、絶対に許さない。

絶対にダメ。

ダメ、ダメ、ダメ!

だから、私は彼が起きてきたらすぐに着替えさせちゃう。

寝起きの彼も嫌いじゃないけど、絶対にダメ!

彼、半分寝ぼけてヨロヨロしてるから私が着替えさせてあげる。

ワイシャツのボタンをひとつひとつ付けてあげて、キュってファスナーを上げてあげる。

でも問題はネクタイ。

いつまでたっても上手に結べない。

前から結ぶのがいいのか、後ろから結ぶのがいいのかもわからない。

前とか後ろとか言われてもわからないかもしれないけれど、後ろっていうのは、そのままネクタイをギュって絞めたら彼が死んじゃう姿勢のこと。

今朝のデザートはネクタリンだったから、彼はちょっと怯んでた。

「そのネクタリンちょっと熟れすぎかも」と言ってみたら、彼はますます怯んでた。

でもダメ。

絶対にダメ。