本屋大賞はとってない

本屋大賞はとっていません

金曜日の朝に

寝過ごした。

昨日、二人とも休日だったため、うっかりアラームをセットし忘れたのだ。

今朝はコーヒーもフォーレも省略。

テレビをつけて天気を確認しながら水を一杯飲む。

彼女は洗面所でメイクし、僕はバスルームで髪を整える。

彼女は着替えながら、夕方の会議について途切れ途切れに語る。

僕が先に身支度を終える。

どうせ5分くらいの違いだから彼女を待ってもいいのだが、先に行けと言うのでドアを開け、一瞬迷ってから鍵をかけた。

朝日に照らされた靄の先には、何人かが夢遊病者のように歩いているが、みな駅の方に向かっているので、背中しか見えない。