本屋大賞はとってない

本屋大賞はとっていません

傘びらき

冬の朝 傘をさす人 ささぬ人

「傘びらき」

「鏡開き」よりは日常的に使う機会が多そうな言葉ですが、聞いたことがありません。

なぜか?

僕は周囲の人が傘をさしていない時は傘をさしません。

周囲の人が傘をさしている時は、傘をもっていない場合を除いて、傘をさします。

つまり僕は「傘びらき」を「濡れ具合」では判断していない。

だからなんだと言われるとそれまでですが、傘と雨は関係ないのです。

おそらく皆さんもそうなのではないでしょうか。

だとすると、最初に「傘びらき」する人はどこにいるのでしょう。

わかりません。

おそらく豪雨が降っている場所で一番リーダーシップのある人だと思います。

と、ここまで書いたところ、山梨出身の友人から教わりました。

甲府では、成人になると、村民の輪の中で一人立たせられ、「傘びらき」するタイミングを自分で決断させるという風習が戦前まであったというのです。

素晴らしい話ですね。