本屋大賞はとってない

本屋大賞はとっていません

必ずしも能年玲奈でなくてよいコント

「このアマ、なめとんのか」

「もぐってます」

「なめてんじゃねえ。浮いてこい」

「それなら浮き輪もってこい」

「それなら勝手に沈んでろ」

「脅されて それでも浮かぶ 海女だから」

「おちょくっとんのか」

「おちょこ持ち 疲れを癒す 海女の笑み」

「お前、絶対沈めたる」

「もうもぐってます」

「浮き輪投げるからこっちに来いや」

「海女だから 自分で勝手に 浮かべます」

「絶対に許さねえ」

「絶対に 逃したくない ホタテかな」

「お前、なんでここで川柳なんだよ」

「海の中 揺らいで見える バカの顔」

「わかったよ。俺はどうせバカだよ。川柳なんてつくれないよ」

「バカでもね 川柳くらい 作れるよ」

「ほんとかよ バカでも川柳 できますか」

「できますよ バカでも川柳 できますよ」

「そうですか それなら一句 ひねりましょう」

「よいことです ヤクザが川柳 よいことです」

「がんばろう 川柳を詠んで やくざをやめよう」

「字余りよ それでは川柳 ではないわ」

「わかったよ 勉強しなおし また来るよ」

「嬉しいわ ご褒美ひとつ ホタテかな」

「晩酌に 善意のホタテ 涙する」

「よくできた あなたはもはや 真人間」

「うれしいな 能年ちゃんに 褒められた」 

「ありがとう 役者冥利で ホタテかな」