本屋大賞はとってない

本屋大賞はとっていません

恵方巻

2017年2月3日(金)。節分。

豆をまき、恵方巻を食べる日。

2017年は恵方巻を北北西に向けて食べなくてはならないとのこと。

違う方向に向かって食べたら不幸になる。

福は外に出、鬼が我が家に土足で入ってくる。

北北西に進路を取れ

ヒッチコックの傑作です)

では、日本の反対側、ブラジル人はどちらを向いて恵方巻を食べればよいのでしょう?

南南東でしょうか?

あくまで北北西という「方向」にこだわるべきなのでしょうか?

それとも食べる方向は変わっても「ある共通のなにか」に向かって食べることが求められているのでしょうか?

「なにか」が大事なのだとすれば、ブラジル人は地球を突っ切ってでも、それに向かって恵方巻を食べるべきです。

それはヒッチコックの霊かもしれませんね。

サスペンス映画の巨匠らしいオチです。

でも、僕は地面に向かって恵方巻を食べるブラジル人がイメージできません。

恵方巻は「まず方向ありき」なのです。

僕は考えます。

恵方巻が与えうる最高の幸せを我が物にしたいのなら、完璧に北北西に向いて恵方巻を食べるべきだと。

そのための作戦は次のとおりです。

まず、カウンターが北北西に向いた寿司屋を探し出す。

寿司職人さんにお願いして、恵方巻の先端を北北西に向けて巻いてもらう。

もちろん玉子焼きやかんぴょうなどの具もまっすぐに巻いてもらう。

その恵方巻をそうっと持ち上げ、北北西に向けられた三脚に載せて固定する。

そうして食べ進む。

恵方巻の真ん中くらい、つまり三脚に固定されている部分の手前まで来たら、残った具をすすって恵方巻を空洞にする。

それから、その間から見えるものを見る。

以上です。